北イタリアの田舎町で暮らしています。
1月末に日本へ帰省するため、ITAエアウェイズを利用しました。
評判はどうなのか、機内食は美味しいのか、預け荷物はいくつまで預けられるのかなど、詳しくご紹介します。
ITAエアウェイズはイタリア国営の航空会社
ITAエアウェイズは2021年10月15日に運航を開始した、比較的新しい航空会社。
とはいえ前身はアリタリア航空で、機材やスタッフなどもアリタリアから多く引き継いでいるそう。
イタリア国営の航空会社です。
アライアンスはスカイチーム。しかし、ルフトハンザ航空の買収が進んでいることから、将来的にはスターアライアンスになるのではないかといわれています。
2024年2月現在、日本からイタリアへの直行便はITAエアウェイズのみ。(ローマ~羽田)
そのため、ローマ~羽田間はけっこう日本人利用客が多かったです。
ITAエアウェイズはフルサービスキャリアなのにお手頃
ITAエアウェイズはLCCではなく、フルサービスキャリア。
運賃の中に機内食、飲み物、機内エンタメなどが含まれています。
ローマー羽田間が往復20万円ほどなので、フルサービスキャリアとしてはかなりお手頃かな。
(中華系のキャリアを利用すれば、時期によっては往復10万円ほどのチケットも見つかりますが、乗り継ぎ時間が長すぎるなど、デメリットも)
購入チケットによっては座席指定が有料
フルサービスキャリアのITAエアウェイズですが、座席指定は有料になるので、注意が必要です。
上記はとある日程の羽田ーローマ・フィウミチーノ空港片道、エコノミークラスの値段です。
エコノミーフレックス以外は、座席指定は有料になります。
座席によって指定料金が異なる
ITAエアウェイズは、ほとんどのチケットで座席指定が有料になっています。
気になる料金ですが選ぶ席で異なり、前方や非常口席(足元が広い)は値段が上がります。
また、一度有料で指定後変更する場合もまた追加で料金が発生するので要注意!
ITAエアウェイズでは搭乗の48時間前からウェブチェックインができますが、その時も自分で座席を選べるのではなく、ITAエアウェイズ側から指定されます。
もちろん、その座席を変更するのにも料金がかかるので、あまり席にこだわりがない人以外はあらかじめ指定料金を払って、座席指定するのが個人的にはおすすめです。
座席指定料金については、公式サイトに詳しく載っています。
ITAエアウェイズの受託手荷物(預け荷物)は1つ23㎏まで!
ITAエアウェイズの受託手荷物(いわゆる預け荷物)は、1つ23㎏まで!
1人2つまで各23㎏なので、うまく荷物を分散させましょう。
ちなみにヨーロッパ発着のチケットを購入すると、受託手荷物がないチケットも選択でき、そのチケットは安い分受託手荷物がありません。
そのため、機内に荷物を持ち込む人も多く、座席上の棚はけっこう争奪戦になることも。
大きな手荷物がある人は、早めに機内に入ることをおすすめします。
受託手荷物などの詳細は公式サイトに詳しく書かれています。
ITAエアウェイズはコンフォートエコノミーがおすすめ
ITAエアウェイズ公式サイトサイトより引用
ITAエアウェイズのエコノミーには、少し座席が広くなる「コンフォートエコノミー」と呼ばれる座席があります。
今回コンフォートエコノミーを利用したのですが、とても快適だったのでおすすめ!
羽田ーローマ・フィウミチーノ空港間で、エコノミークラスのチケット料金に+18,900円ほどで選択できました。
10時間を超える長時間フライトだったので、少しでも座席が広いほうがいいだろうと選んだのですが、これが大正解!
機内食などの機内サービスは普通のエコノミー席と一緒ですが、足元の広さが大違いでした。
ちなみに、コンフォートエコノミーのチケットとしては販売されておらず、エコノミークラスのチケット購入後、座席指定でコンフォートエコノミーの座席を指定します。
なので、チケット購入後でないとコンフォートエコノミーが空いているかわからないのは少しネックかもしれません。
ITAエアウェイズの機内食は必要十分
機内での楽しみといったら、やっぱり機内食!
そのエアラインの特徴が一番出る部分かもしれません。
ITAエアウェイズの機内食を食べた感想は、「必要十分」かな笑
味もまぁまぁ美味しいし、量もそこそこ満足できる量でした。
もちろん日系のエアラインほど豪華ではありませんが、チケットの料金を考えるとまぁ納得。
写真はローマ・フィウミチーノ発の機内食。
久しぶりのあんかけに、個人的には満足でした。
ただ長時間フライトということをふまえて、スナックなど軽食を持ち込んでおくことをおすすめします。
もし口に合わなかったりたりなかったとき、機内販売もないのでひもじい思いをしないために、ちょっとつまめるものがあるといいかもしれませんね。
ギャレーには飲み物が準備されていたので、飲み物に困ることはなさそうです。
ITAエアウェイズの機内エンタメはそこそこ充実
長時間フライトのひまつぶしにありがたいのが、機内エンタメ。
ITAエアウェイズの機内エンタメはまぁまぁ充実しているほうではないでしょうか。
モニターは日本語対応していますし、フライトマップも見れます。
映画は日本語対応のものも数は多くありませんが、いくつかありました。
ゲームはテトリスやモノポリーなど。
個人的にはUNOが懐かしくて、ずっとUNOをプレイしていました。
子ども向けがハリーポッター(映画が1本)しかなかったので、お子さん連れの方はなにか準備しておかれたほうがいいかも。
充電設備に関しては、モニター下部にUSBポート、座席下にマルチコンセントがありましたよ。
ITAエアウェイズのアメニティは必要最低限
ITAエアウェイズエコノミークラスのアメニティは必要最低限。
クッションとブランケット、イヤホンのみです。
歯ブラシやスリッパなどは準備されていないので、必要な人は自分でそろえておきましょう。
個人的には歯ブラシとスリッパ、着圧ソックスは必須アイテムだと思います。
ITAエアウェイズはそこそこおすすめできるキャリア
初めてITAエアウェイズを利用した感想としては、「まぁ悪くないな」といった感じです。
機内清掃が甘かったり、そもそも機体が古かったりなど難点もありましたが、個人的には許容範囲。
なにより直行便はロストバゲージの心配も少ないし、乗ってしまえば目的地に着くのでとても便利。
イタリアへ楽に行きたい、でも費用は抑えたい、という人には最適なキャリアだと思います。